
我が家のトイレはコンポストトイレを使用しています。
コンポストトイレはおが屑や木質チップなどの資材に排泄して、微生物の力で分解し、最終的には土に返すシステムのトイレです。
しかし以前から我が家をカフェにしたいと思っていて、カフェにするんだったら水洗トイレも必要だなって思っていました。
だけど下水道はこの辺にはまだ通っていないし、浄化槽の処理も循環していないし、なんか違うなって感じなんです。
埼玉県日高市の柳田ファームは養豚場
ところがネットをいろいろ見ていると、微生物の力で処理をして、循環できる水洗型のトイレユニットがあるって事を知りました。
それは「あ・うんユニット」というらしい。
そして埼玉県日高市の柳田ファームという養豚場に設置しているという。
それが是非見たくて、横浜に行ったついでに埼玉県の日高市にある柳田ファームさんまで行ってきました。
JR武蔵高萩駅から北へ歩くこと約20分、閑静な住宅地の道を行くと、「複合醗酵バイオ技術 柳田ファーム」の看板が設置されています。
看板の道を中へ入る。住宅地とは違った森の雰囲気のところ。
きっと後から周辺に住宅が出来たんでしょうね。
ファームの玄関に到着。
ちょっとした看板に、御用の方は携帯に電話するように書いてある。
でも電話しても通じず。
誰もいない雰囲気だったけど、飼い犬らしいのが2匹いてて、そのうちの子がやたらなついてきた。
まあでも犬と戯れていてもしょうがないので、勝手に中に入っていったら農場主の柳田さんが事務所から出てきました。
柳田さんはとても親切な方で、ファーム内を案内してくれました。
養豚場というものは初めての体験だったので、興味深々で。
豚さんたちは、こうやって日々暮らしてるんですね。
豚さんたちは、もちろん排泄するので、近づくと当然ながら排泄物の臭いがする。
ところがです、その排泄物を処理する設備付近になると、全く臭いがしないのです。
そこに独自の複合醗酵技術が使用されているんですね。
柳田さんに「処理槽に手を入れてみて」って言われ、排泄物が分解されているだろう濁った茶色い水槽に、躊躇しながらも手を入れてみた。
しかしその水も、なんと全く臭いがしない。
柳田さん曰く、「普通の養豚場だと、何キロも先から強烈な臭いがするし、養豚場に入ったら服に臭いが着いてしまって、新幹線なんかでは帰れない」とのこと。
養豚場で臭いがしないなんて、全くの奇跡。
人生初の養豚場体験が、柳田ファームで良かった。
そしてその複合醗酵ユニットから生成される液体は、農業に有効に使えるそうです。
豚さんたちの排泄物を集めて、複合醗酵ユニットで分解処理し、排出される液体は畑にまけば、土壌中の微生物の活性化が起こり野菜が元気に育ち、また、下水に流せば活性化した微生物が水をキレイにする。
まさに僕が求めていた循環システム。我が家に最適。
施設を案内していただいた後に、柳田さんといろいろとお話させていただき、「あ・うんユニット」の導入の仕方や利用方法などを伺いました。
家庭用のトイレに設置するモデルとして、敷地内にあ・うんユニットのトイレもあり、それも見学させてもらいました。
見た感じは普通のトイレでしたけどね、そこにはすごい技術が利用されている。
技術自体は高島康豪博士という方が開発したのですが、さらに柳田さんはその技術を活かした汚物処理技術を日々研究し、発展させているとのことです。
その辺の技術ことが高島博士によって詳しく書いている本が最近出版されたそうなので、より深く知るために購入しました。
技術的なことは、僕には難しくてわからないですが、実際に体験してみて、素直に欲しいって思いながら帰路につきました。
素直に帰らないのが僕たち。埼玉に来たからには、川越に行かねば
時間が無いくせに、無理やり川越に寄って、小江戸を少しだけ体験。
行ってみたかったとこなんだけど、やっぱり観光地化してて、さらに車通りも多くて、ちょっとイメージ違ったな。
ただ古い建物が立ち並ぶ雰囲気はやっぱり良かったです。
で、あわてて新幹線に乗って、大阪に帰りました。
初めましてモーリーといいます!素敵なコンポストトイレですね!いつかお会いできたら嬉しいです。 http://ecobaka.com/
初めまして!モーリーさん!
コメントありがとうございます!!
コンポストトイレはすっかり「あ・うんユニット」に変わりましたが、
今後別室に2個目のトイレとしてコンポストトイレを使用する予定です。
お会いできる日が来ることを楽しみにしています♪